統合・構造化
- Excel等で分散管理されている研究データの整理・統合
- 項目名、単位、時点、地点等の共通化とメタデータ整備
- 公開・限定公開・内部利用等のデータ区分の整理
研究所のデータを統合・構造化し、可視化するとともに、将来的に外部の生成AIや分析ツールからも利用しやすい形で提供する仕組みを検討します。専用のAIサービスを作ること自体ではなく、「AIが利用可能な研究データ公開基盤・公開モデル」を実証することを目指します。

研究所では、観測・分析データの一部が観測地点・年度等ごとに個別ファイルで管理され、地理情報や公開情報も含めて横断的に検索・活用する上で改善余地があります。
本テーマでは、まず研究データを統合・構造化し、検索・可視化しやすい状態に整えます。その上で、データごとの公開範囲や利用条件を整理し、既存のクラウドサービス等も活用しながら、外部から利用できる仕組みを試行します。
さらに、今後は人だけでなく生成AIが行政データを検索・分析することも想定し、API等を通じて外部のAIや分析ツールから利用できる形や、その際のデータ利用ルールを検討します。研究所での実証を通じて、将来的に東京都の他の調査・統計・観測データにも展開可能な「東京都研究データ公開・AI連携モデル(仮称)」として整理することを目指します。
独自の大規模なAIシステムを新規構築するのではなく、既存サービスを活用しながら、データそのものと公開の仕組みを整えることを重視します。
なお、提供データには外部への公開(オープンデータ化)を予定しているものを含みます。一部データは非公表であり、持出しには都度協議を要する場合があります。
データの取扱いについて
データの性質に応じて、公開、連携先への限定提供、研究所内部での利用等に区分することを想定しています。研究所が提供するデータを第三者に提供する場合は研究所の事前の書面による承諾を要し、具体的な公開範囲・利用方法は、連携事業に係る協定に基づき研究所と協議の上で決定します。
以下の技術・知見のいずれか、または複数を有し、既存の仕組みも組み合わせながら実用的な提案ができる企業を想定しています。
主に1年目:総括・化学物質チーム等を対象に、データの棚卸、統合・構造化、公開区分・メタデータの整理、検索・可視化の試行を行います。
主に2年目:既存サービスを活用した公開方法やAPI等を整備し、都内の大学・研究所等に対してデータ連携して外部利用のしやすさを検証します。
主に3年目:利用結果を踏まえて仕組み・ルールを改善し、他研究チームへの展開とともに、東京都の他の政策データにも応用できる公開・AI連携モデルとして整理します。
※上記は現時点での想定です。具体的な対象範囲・実施内容は、提案内容及び各年度の協議を踏まえて決定します。
「東京都が新しいAIを作る」のではなく、「AIが使える東京都のデータを作る」ことを重視します。
研究所で先行してデータの整え方、公開方法、外部AIとのつなぎ方、利用ルールを実証し、その成果を研究所だけに閉じず、東京都が保有するさまざまな調査・統計・観測データにも応用できる形でまとめることを目指します。
対話・提案等の高度なAI機能は、研究所が専用AIを保有することを前提とせず、外部の生成AIや分析ツールを活用する方法も含めて検討します。